株式会社シロップ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:大久保泰介)が運営する保護犬猫のマッチングサービス「OMUSUBI」(お結び)は、2018年12月に2周年を迎えました。当初関東近郊のみだった募集地域は全国をカバーし、保護犬猫への応募数は前年比+258%まで増加しています。今年からモデルのローラさんの個人プロジェクト「UNI project」とのコラボもスタートし、さまざまな業界と連携しながら保護犬猫のサポートを推進しています。
日本では現在、年間4.3万匹もの犬猫が殺処分されています。シロップはOMUSUBIを通じてペットの迎え方の適正化を図り、ミッションとして掲げる「人が動物と共に生きる社会をつくる」を実現してまいります。
OMUSUBIについて
OMUSUBIが生まれた背景
日本ではペットの家族化が進む一方で、大量繁殖や飼育放棄によって年間4.3万匹もの犬猫が殺処分され、「殺処分問題」として注目されています。代表である大久保の愛犬「コルク」も足が内股という理由だけで流通から漏れ、動物保護団体を通じて大久保の元にやってきました。今では社員犬として元気に過ごしています。また、シロップのスタッフの多くも保護犬・保護猫を迎えており、この問題を解決するため、シロップは「保護犬・保護猫から迎える文化」を広めるマッチングサイト「OMUSUBI」(お結び)をスタートさせました。
OMUSUBIの概要
OMUSUBIは2016年12月にスタートした審査制の保護犬猫マッチングサイトです。審査を通過した保護団体のみが募集掲載を行えるため、会員が安心して利用することができます。
1. 審査を通過した全国53の保護団体が登録
OMUSUBIは健康管理・衛生管理を含め、大切に育てられている犬猫から迎えてほしいという理念から、登録・募集できる対象を保護団体のみとしています。また、できる限りトラブルなく譲渡まで進めるため、登録には審査制度を設けており、団体形態や活動・支援報告の有無などを調査し、必要な時は訪問審査を経て、OMUSUBIとの方向性の一致を確認して進めています。保護犬猫を迎えたいものの、「保護団体の顔が見えないため躊躇する」という声もあり、OMUSUBIが審査することで安心してどの犬猫からでも迎えられることを目指しています。
2. 「迎える前」「迎えた後」も安心 姉妹サイト「ペトこと」と連携
姉妹サイトの「ペトこと」は月間130万人が利用するサイトで、がん専門医獣医師などペットの専門家が病気、栄養、レジャーなど、愛犬愛猫との暮らしに必要な情報を発信しています。新しい家族を迎えるにあたり大切なことは犬種や猫種のこと、ペットと生きることを理解することだと考えており、迎える前、迎えた後の疑問や不安をサポートしています。またペトことで販売しているオリジナルグッズの売り上げの一部はOMUSUBIの登録団体に寄付しています。
3. OMUSUBIスタッフによる相談窓口
新しい家族を迎えるという選択は、保護犬猫に限らず大きな決断です。不安になることも人によって異なるため、OMUSUBIスタッフが応募前から応募後まで一人ひとりのフォローアップを心がけています。
OMUSUBIのトピック
登録保護団体が全国区域をカバー
2016年に関東地域のみでスタートしたOMUSUBIは現在(※12月20日時点)団体数が4倍に増え、募集領域は全国をカバーしています。
ローラさんとのコラボプロジェクト(#UNIproject330)
OMUSUBIは今年、モデルのローラさんが始動したプロジェクト「UNI project」とのコラボ企画をスタートさせました。UNI projectの第1弾として、Instagramアカウント「@uni_project330」を通し、ローラさん自らOMUSUBIに掲載されている保護犬・保護猫の情報発信をしています。フォロワー数は現在4万ほどまで増え、ローラさんの発信によって今まで保護犬猫の存在を知らなかった層にも関心が広がっています。実際に譲渡につながったケースも増えています。
リーチ数の増加を通し、犬猫を想い合う時代に。
「OMUSUBI」は、自社HP、ソーシャルメディア、ローラさんとのプロジェクト「Uniproject」を通し、総月間リーチ数1,150,000、総月間いいね数 41,000、合計フォロワー数73,000人(※)を抱えるサービスへと成長しています。傾向として、犬や猫を迎えたい人だけでなく、犬や猫の幸せを応援したい方も多く、責任や想いを持って命を迎えることを決断する時代になりつつあると感じています。
※当社調べ
応募数、譲渡数も増加
リーチ数の増加に伴い、累計応募数が前年比258%増、累計譲渡数も160%増加しています。
※累計応募数は1匹の募集に複数応募があるため、カウントされた数字になります。
困難な譲渡もオンラインで実現
2年間で117匹がOMUSUBIを通して新しい家族を見つけました。この中には子犬・子猫だけでなく、成犬・成猫、シニア犬・シニア猫まで幅広い年齢の子や、健康な子から病弱な子までさまざまです。画像右上の黒ラブ(ラブラドールレトリバー)は11歳の老犬でしたが、初めてペットを迎えるご家族に迎えられ、今では幸せに暮らしています。このように相性が合う犬や猫に出逢いやすくなるだけで、迎え方の幅が広がります。OMUSUBIでは譲渡された家族の話をお結びレポートとしてお届けすることで、保護犬猫から迎えるハードルを下げる取り組みもしています。
※お結びレポート一覧:https://petokoto.com/tag/omusubi-report-book
OMUSUBIが重視しているポイントとして譲渡実現率があります。譲渡実現率は応募が入ってから譲渡に至るまでの確率ですが、実際は保護犬猫は迎える条件がさまざまで厳しい現状がありました。譲渡実現率が低くなる要因の一つに募集側、応募側のコミュニケーションロスがありましたが、OMUSUBIはコミュニケーションが取れ信頼性のある団体のみ募集できる審査制とし、OMUSUBIスタッフが応募前後からフォローアップすることで譲渡実現率を43%まで高めています。
OMUSUBIのこれから
データマッチングによって新しい「気づき」と「出逢い」を創出
OMUSUBIは来年春にデザインフルリニューアルを予定し、利用者の興味属性や行動履歴をもとに、AI(人工知能)を活用して分析し、質の高い運命の出逢いをマッチングしてまいります。背景として、今までは300種類もいる犬種、猫種のうち、見た目が好みの犬種や猫種を選択することが一般的でしたが、実際のライフスタイルや生活環境に合う犬種や猫種は異なることが多くありました。結果的に飼い方を理解できず、飼育放棄され、保護犬や保護猫になることもあります。そこで、(毛が抜けやすい)や(アウトドア向き)などといった犬種猫種が持つ特徴と、迎えたい方の興味属性や行動履歴をもとに相性度を表示してレコメンドすることで最適なマッチングを実現したいと考えています。これにより、今まで譲渡されづらかった雑種犬の譲渡や成犬成猫の譲渡が増加すること、飼育放棄が減少することを目指します。
他業界とのコラボ実施
シロップのミッションでもある「人が動物と共に生きる社会をつくる」実現に向け、ペット業界に限らず、さまざまなパートナーとの提携を進めてまいります。先行事例として、スポーツ分野との協業として、横浜FCさまとJリーグ初の試合開始前に保護犬猫の譲渡会を開催いたしました。また、ファッション分野との協業として、tricot、ジェニーハイなど音楽バンドでボーカルも務める中嶋イッキュウさまの「SUSU by NakajimaIkkyu」と寄付型のチャリティハット販売の企画も進めています。今後、さまざまな分野と連携することで、全ての犬猫が人と幸せに生活できる環境づくりを目指してまいります。
事業連携を含め、コラボにご興味ある法人さまや個人さまは、ぜひお問い合わせよりご連絡ください。
シロップとは(会社概要)
シロップは「人が動物と共に生きる社会をつくる」をミッションに掲げ、2015年3月に創業したペット関連サービスを展開するペットテックスタートアップです。飼い主さまとペットの暮らしを豊かにするペットライフメディア「ペトこと」のほか、保護犬・保護猫と飼いたい人のマッチングサービス「OMUSUBI」(お結び)などのサービスを運営しています。
公式SNS
- Facebook:https://www.facebook.com/omusubi.pet/
- Twitter:https://twitter.com/omusubi_pet_01
- Instagram(OMUSUBI):https://www.instagram.com/omusubi_pet/